白内障手術

加齢などが原因で濁った水晶体を取り除き、代わりの人工レンズを挿入する手術です。カメラで例えるとレンズ交換をすることに該当します。

近年では、手術技術の向上や機器の進歩により、小切開・短時間・安全性の高い手術が可能となっています。

白内障手術は日帰りで行いますが、手術の予約から実際に手術を受けていただく日までに、何度か来院していただく必要がございます。

白内障手術までの流れ

 問診・診察・説明

眼底検査、視力検査、画像検査などを行い、病状を説明致します。

 手術申し込み

診察で手術が決まると、手術日を決定していきます。当院の手術日は月曜日と水曜日です。両眼手術を予定する場合は、約1週間あけて予約をお取りいたします。(病状や予約状況によって異なります。)

その後、術前検査日、手術説明日(同日に致します)を決めていきます。

 術前検査・手術説明

 手術の約2週間~1か月前をめどに行います。手術に必要となる眼の詳細な検査を致します。 

屈折検査、瞳を広げる散瞳検査、眼球のサイズを測定、採血と多岐にわたります。

手術に関する詳しい説明を同じ日にさせて頂きます。手術の内容、手術前後の注意点など20分ほど説明致します。

眼の保護と感染予防の面で安心して術後を過ごしていただけるように、日常生活の注意点をまとめたものをお渡ししています。

その後、検査結果をもとに眼内レンズの度数を相談のうえ決定いたします。

 術直前診察

手術の3-5日前に来院して頂きます。眼の状態を最終チェックし、手術の3日前からさしていただく点眼を処方します。

この日に手術当日の来院時間をお伝えします。

白内障手術当日の流れ

来院

指定の時間(午前1130分もしくは1230分)に来院して頂きます。

受付後に2階のリカバリールームへご案内します。手術までの間、瞳を広げる点眼や麻酔薬の点眼を何度もさしながら、血圧を測定したり、術中術後の注意点などをお話しします。

順番が来ましたら、術衣を着て手術室へ移動して頂きます。

 手術開始

麻酔は、点眼麻酔を使用します。点眼麻酔を何回かさすことで白内障手術であれば、最後まで痛み無く手術を受けていただけます。

さらにリラックスして手術を受けていただけるように安全性の高い低濃度笑気麻酔も併用しております。

手術中に痛みを感じるようであれば、麻酔の追加が可能です。

角膜(黒目)と結膜(白目)の境目あたりに2mmほどの傷口を作ります。

水晶体を包んでいる薄い袋(水晶体嚢)の前面を切開します。

超音波で濁った水晶体を吸引除去します。

残した水晶体嚢の中に眼内レンズを挿入します。

※ただし非常に進行した白内障やもともと水晶体嚢を支える組織が弱い眼では、最初から、または術中に別の手術方法が選択されることもあります。

術後

手術が終わりましたら、リカバリールームで20分ほど休んでいただきます。

術後の説明を聞いていただき、血圧に問題なく、ご気分が悪くなければご帰宅となります。

術後は眼帯をした状態でお帰り頂きます。翌日の診察まで外さないようにしてください。

術後の通院

手術の翌日は、朝9時~10時に来院して頂き、眼帯を外し、眼内レンズの状態や術後経過を診させていただきます。

翌々日の診察では視力測定や眼内レンズの度数を確認します。以降は状態に合わせて受診の指示を致します。

術後半年ほどは、合併症が出やすい時期です。合併症が出現しても、早めに適切な対処をすることで大事に至らずに済みますので、定期診察が重要です。

クリニック案内

医院名
医療法人三志会 岡山西眼科
院長名
吉武 信
住所
〒701-1203
岡山県岡山市北区一宮山崎279-2
診療科目
眼科
電話番号
086-284-1169
クリニック案内

眼の病気は進行すると視力低下、失明という事も考えられます。

定期的な健診が早期発見・早期治療につながります。

※岡山西眼科は診療情報を取得・活用することにより、質の高い医療の提供に努めています。