多焦点眼内レンズは、遠くから近くまで複数の距離にピントが合うように設計されたレンズです。
そのため
という方に選ばれることが多いレンズです。
現在、多焦点眼内レンズには主に
三焦点眼内レンズ
焦点拡張型眼内レンズ(EDOF)
の2種類があります。それぞれ見え方の特徴が異なります。
三焦点眼内レンズは、遠く・中間・近くの3つの距離にピントを合わせることができるレンズです。
運転をする
テレビを見る
パソコンを見る
スマートフォンや読書
といった日常生活の多くの場面で、裸眼で見える可能性が高いレンズです。
焦点拡張型眼内レンズは、
遠くから中間距離までを連続的に見えるように設計されたレンズです。
三焦点レンズのように焦点を分けるのではなく、ピントの合う範囲を広げる設計になっています。
そのため
に選ばれることが多いレンズです。
焦点拡張型眼内レンズでは、近くの細かいものを見るとき、
などで老眼鏡が必要になることがあります。

| 三焦点眼内レンズ | 焦点拡張型眼内レンズ | |
| 見える距離 | 遠・中・近 | 遠〜中 |
| 手元の見え方 | 良い | やや弱い |
| メガネの必要性 | 少ない | 近くでは必要なことがある |
| 夜間の光のにじみ | あり | 少ない |
年齢、職業、生活スタイルによって適したレンズを選ぶ必要があります。
100点満点の人工レンズは存在しません。何を優先したいか、
何を我慢できるかを考えて選択する必要があります。
また、すべての方に多焦点眼内レンズが適しているわけではありません。
生活スタイルや目の状態によっては、単焦点レンズの方が適している場合もあります。
当院では、患者さんの目の状態や生活スタイルを確認し、それぞれのレンズの特徴を十分にご説明したうえでレンズ選択を行っています。
当院では、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術を、選定療養を利用して受けていただけます。保険適用の白内障手術費用に加えて、下記のレンズ代が別途かかります。
多焦点眼内レンズ代は医療費控除の対象になります。
| レンズの種類 | 価格(税込み) |
|---|---|
| PanOptix | 300,000円(片眼)/600,000円(両眼) |
| PanOptix TORIC(乱視用) | 330,000円(片眼)/660,000円(両眼) |
| Vivity | 300,000円(片眼)/600,000円(両眼) |
| Vivity(乱視用) | 330,000円(片眼)/660,000円(両眼) |
| TECNIS Odyssey | 300,000円(片眼)/600,000円(両眼) |
| TECNIS Odyssey(乱視用) | 330,000円(片眼)/660,000円(両眼) |
| TECNIS PureSee | 300,000円(片眼)/600,000円(両眼) |
| TECNIS PureSee(乱視用) | 330,000円(片眼)/660,000円(両眼) |